志木市の義務教育学校について詳しい情報が全くない状態でしたが、情報手に入れることができました。

計画案によると、志木市の館、幸町エリアがターゲットになっているようです。他のエリアは今まで通りの校舎を利用するようだ。

館、幸町エリアには、現在小学校2つ、中学校1つで3つの校舎がある。どうやら学校は1つとなり、3つの校舎に分けるようなのだ。1~4年生、5~7年生(中1)、8~9年生の3つに区分けをしたいらしい。一体なんでこんなことをしたいのか。

いままでの6年制の小学校の生徒は、4,5,6年生で高学年として責任感が育ち、小学校生活のこり数年間を下級生のお手本にもなりながら大切に過ごすという期間を、義務教育学校になった場合、低学年と校舎を分離して過ごすことになるようだ。

そして、小学校を卒業することもなく校舎を変えて5~7年生(中1)と過ごすことになる。高学年になるのかと思ったらいきなり中学1年生が上級学年として登場することになるので下級生に逆戻りだ。7年生(中1)が終わると最後は、8~9年生ということでまた下級生に戻り、中2,中3の2学年のみで下級生とは校舎を隔離された学校生活を送ることになるようだ。勉強だけしていればいいということなのか。

先生方はどうなるのだろうか。

志木市の義務教育学校のプランでは、校長先生は1人になると考えているようだ。副校長、教頭については一体何人になるのかわからないが、初期の段階では2人、3人いたとしてもそのうちコストカットで最低人員にしたいのだろう。生徒だけではなく管理職、教員たちにも負担がかかるのは間違いない。3つの校舎に分かれるということは休み時間に教員が校舎を移動するということになるのだろうか。これでは休み時間や授業の準備時間がさらに減ってしまう。

監視・監督の立場の学校長が1人ということになり、1つの学校で校舎が3つに分かれるということは、先生の目が行き届かなくなる場所、時間帯が増えることは間違いない。

先生たちの職員会議は一体どうなるのかも疑わしい。今までは申し送りをしなくてもよかった小学生の事項を中学生の先生たちも把握し時間をとることになる。中学校の先生に関しては、いままで中学校の3学年の把握から9学年のことを把握することになる。

いままでの小学校、中学校という考え方ではなぜだめなのだろうか。

保護者の方は、こどもにも自分とおなじような小学校の生活、中学校の生活、卒業式や入学式の経験を残してあげたいと考えて欲しい。

ひとつのマンモス学校に行きたいかたは、私立を目指していただくというのも1つの方法だ。公立小学校、中学校をマンモス学校にする必要はない。

こども・教育に正しい投資しなければ市が衰退してしまう。

過疎化により生徒数が大幅に減り、学校存続のために義務教育学校が待ち望まれている市町村があることは理解できる。

人口を維持できている志木市では、現在の小学校、中学校の制度を維持し、教育・学校を守ることが使命ではないだろうか。

今の志木市には、小中一貫化による9年制義務教育学校は必要ない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA